世界文化遺産「萩の反射炉」は大砲鋳造の試験炉 - 山口観光を楽しもう!

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世界文化遺産「萩の反射炉」は大砲鋳造の試験炉

萩反射炉.jpg

萩反射炉

反射炉は、鉄製大砲の鋳造に必要な金属溶解炉で、萩藩の軍事力・海防強化の一環として導入が試みられました。

萩反射炉は安政3年(1856)に試作的に操業したものと考えられます。

高さ10.5メートルの煙突にあたる部分が残っています。

反射炉が残っているのは、静岡県韮山の反射炉と山口県萩の反射炉の2ヶ所だけです。産業技術史上大変貴重な遺跡です。

萩市椿東4897−7
萩観光協会0838−25−1750

鎖国状態にあった江戸時代にあって、大陸に近い西南雄藩は、アヘン戦争での清国(中国)の敗戦やペリーの黒船来航により危機感をもち、海防の強化に取り組みます。

各藩は、わずかな蘭書の知識などを頼りに自力で、射程距離の長い鉄製大砲や大型の軍艦を建造しようと試行錯誤します。当時は鉄製大砲を建造するには、衝撃に弱い硬い鉄を粘り気のある軟らかい鉄に溶解する必要があり、その装置として反射炉を用いていました。

萩藩は、既に反射炉の操業に成功していた佐賀藩に藩士らを派遣し、鉄製大砲の鋳造方法の伝授を申し入れます。一回は断られますが、その後反射炉をスケッチすることは許可されます。

文献調査の結果、スケッチした図面は見つかりませんでしたが、「安政3年に反射炉の試験炉を築いて大砲などの鋳造を試みたが、本式に反射炉を築造することを中止した」という内容の萩藩の古文書が発見されました。現在、萩反射炉は、この時に築いた試験炉であると考えられています。

当時の蘭書の設計図どおりの反射炉としては「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の資産にもなっている韮山反射炉(静岡県伊豆の国市)が唯一残っていますが、萩反射炉は試験炉としての性質をもった、当時の試行錯誤による産業化を示す貴重な資産です。


萩の世界遺産は5ヶ所あります。
1.萩反射炉
2.美須ケ鼻造船所跡
3.大板山たたら製鉄遺跡
4.萩城下町
5.松下村塾

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